スプラトゥーン用のハイスペックモニター その③三菱が残した超解像技術とAH-IPSパネル

スプラトゥーン用のハイスペックモニター その③三菱が残した超解像技術とAH-IPSパネル

一昔前に惜しまれながらモニター事業から撤退したのが三菱電機でした。
技術は非常に高かったものの、低価格の海外メーカーにおされてのことでした。

特に三菱製のIPSパネルを採用したゲーミングモニターは品質が良く、多くのゲーマーから愛されていました。
みんながゲーミングモニターばかり選んでいればこんなことにはならなかったと思います。まあ、今ほどゲーム用液晶は認知されていませんでしたし、しかたない部分もあったと思います。
モニターの主な柱はあくまでも一般用ですからね。ゲーム用はあくまでもすきま産業みたいなところがありました。



しかし皮肉なことに、事業撤退後に改めて三菱製の品質が高かったことが証明されます。

というのも、撤退後に在庫分や中古の三菱製のゲーミングモニターが高値で取引されたからです。
実は今でも愛用している方はたくさんいます。

その三菱が撤退後に技術提供をしたのが I-O DATA というこちらも石川県に本社をおく国産精密機器メーカーです。
そんな日本技術のドラマを引き継ぐのがこのI-O Data LCD-RDT242XPBです。

 

最大の特徴は三菱から引き継ぎ改良された「ギガクリア・エンジンⅡ」と高品質のAH-IPSモニターパネルを採用しているところです。

ギガクリア・エンジンⅡというのはモニターに搭載されたチップのことで、このチップが画像や動画をそのつど最適に処理して快適に見られるように管理してくれます。

 

 

このチップは高速処理も得意としていて、スルーモードをオンにすると入力遅延を0.05フレームにおさえます
ちなみに1フレームは0.016秒です。つまり0.0008秒なので、もう遅延は人間の感覚では絶対感じないレベルです。

応答速度も最速3.2msと非常に速い部類ですが、これは注意も必要。
反応がものすごく良い反面、高速で動かすとゴースト(影みたいに映像が伸びる)が出てします。

応答得度を上げるオーバードライブのモード2にするとこうなるので、少し落としたモード1ならスプラトゥーンでもゴーストがほとんど出ずにかなり快適にできました。
ユーザーの人は応答速度をモード1でプレイするをおすすめします。

心配された反応が遅いとかブレがでてやりにくいということは全くなかったです。すばやくボタンの動きが反映されてスピードは十分です。
一応オーバードライブをオフにしてもプレイしてみたが、こっちは画像のブレが多少なりとも出て快適ではありませんでした。
スプラトゥーンやるならやはりモード1が良いでしょう。


冒頭で話したAH-IPSモニターパネルですが、これはIPAパネルの進化系です。
ただでさえ画質が一番良いとされるIPSパネルですが、その改良版ということです。

今までのIPSパネルはバックライトを明るく保たないと色の明るさを保てませんでしたが、AH-IPSはバックライトを明るくしていなくても明るさを保てるようになりました。
このことで消費電力が抑えられるのはもちろん、必要以上の光が抑えられ目にもやさしいパネルになったのです。

また、従来より透過率が高くなったので、美しく鮮やかな映像を楽しむことができるようになりました。
透明感の再現や細かい表現を得意としています。

このパネルはチラツキがほとんどなくなっているので、目にも優しいフリッカーフリーパネルです。



色やデザインにつや感の多いスプラトゥーンでもやはり圧倒的な画質を感じます。
床に飛んだインクのつやつやとした感じや、インクリングたちの姿も動いていても本当にきれいに映し出します。

何でもきれいに映し出してくれるので、索敵もすごくやりやすいです。
床や壁などの映像も細かいところまできれいに映し出すので、それに重なるイカチャンたちがすごく目にとまりやすいんですよね。
これはわたしもぜんぜん想定していなかったので、すごくうれしい発見でした。
画面中央で動く自分のイカちゃんの服の縫い目までしっかり画面に映してくれます。

動いているものもハッキリと映し出してくれて、すごく反応しやすい。
目の疲れもかなり減ったので、長時間ゲームしていても辛くなることがないです。
美しくブレのない&ちらつきの少ないことから長時間のゲームプレイでも疲れをかなり軽減させてくれます。

 

映像タイプでゲームモードがあるので、これを選べばゲームに最適な設定にしてくれます。
あとの細かいところは自分の好みで調整するといいと思います。
個人的にはコントラストと色の濃さを抑えたほうが、蛍光色の強いスプラにはいいかなと感じました。
色の濃さは初期で+2なので、これをゼロに。
コントラストは40まで下げています。

 

実はリモコンもついていて、ゲームモードをもう一度押すと、暗いところを明るく見えやすくする 「Night Clear Vision」モードに切り替わり暗いところでもすごく見えるようになります。
暗闇が多いゲームなどでかなり力になるでしょう。しかもこれリモコンでワンタッチでできます。
これすごく便利!

入力端子ですが、なんとHDMI4つさせます!
PS4に任天堂スイッチ、Blue-Rayつないでもまだ一つ余裕があるこの便利さ。
今はなんでもHDMI接続なのでここすごく助かります。
しかも一つはMHLという入力にも対応しているので、専用ケーブルがあればスマホやタブレットもつないで映せます。

これらリモコン一つで簡単に切り替えできます。
ワンタッチで動画モードや静止画モード、モバイルモードと変えられるので何の不自由もありません。
接続する機器をたくさんお持ちの人はこのモニター1つで全部できちゃうので特によいでしょう。

 

パネルはフレームをほとんど感じないフレームレスデザインになっていてとてもすっきりしてスタイリッシュです。
もちろん反射のすくないノングレアパネル。

 

次はモニタースタンドです。
これはほぼ固定式で、上下角度の傾きはある程度できます。
高さ調節は3段階できますが、これを手回し式ネジを抜き差しして行います。
横の振り向き角度は固定なので調節は台座を動かすしかありません。

これは似たような機能を持つEIZOのFS2434-Rと比較するとマイナス面です。
細かい位置調整をしたい人はモニターアームの仕様をおすすめします。

 

また、FS2434-Rはパソコンで画質調整できますが、こちらはPCで画質調整などはできません。
またFS2434-RについているUSBポートもありません。

両社の画質の比較ですが、I-O Data LCD-RDT242XPB が最新型のAH-IPSとギガクリアエンジンⅡを活かして透明感とつやのある画質に対して、EIZO FS2434-Rは独自のドライブでエッジの効いた締まった画質という印象があります。

LCD-RDT242XPBが動画処理などのゲームなどに重きを置いたのAH-IPSゲーミングモニターなのに対し、
FS2434-Rは静止画にも強く、クリエイター用などもう少しオールラウンドで使い勝手がよいデザインになっています。

両方ともファイナルファンタジーXIVから推奨モニターと指定されているので品質は折り紙付きです。
どちらを選ぶかは好みや用途の違いなどになってくるでしょう。
ちなみに両方ともスピーカーが付いていますが、どちらも音質が非常にチープなので別途スピーカーを用意するかヘッドホン等を使ったほうがいいでしょう。

かなり性能が似ている先ほどから出てきているFS2434-Rはこれ。


似てはいますが、やはり微妙に違うところがあり、それがけっこう大きな個性の差になっています。
値段等も若干違います。

FS2434-Rのレビュー記事はこちら
スプラトゥーン用のハイスペックモニター その②画質で勝負するIPSパネル式ゲーミングモニター

スピーカーはこちらがおすすめ



ヘッドホンはこちらの記事から
音で勝つ! その⑤音のプロ御用達。サウンドプレイ最強のオープン型モニターヘッドホン編
音で勝つ! その②スプラトゥーンにおすすめのイヤホン、ヘッドホン(ヘッドセット)

今回紹介しているLCD-RDT242XPBにモニタースタンドを使うと欠点を補ってかなり快適にできます。
高さ調節も自分の思い通りにできますし、ゲームしないときはモニターをどかすことができるのでつくえを広く使うことができます。

下にわたしの使っているデバイスを簡単にまとめています。
参考までにどうぞ。