音の定位バッチリ! ヘッドホン用最強サラウンドソフト Dolby Atomos for Headphones

音の定位バッチリ! ヘッドホン用最強サラウンドソフト Dolby Atomos for Headphones

ガチのゲーマーになると音をヘッドホンやイヤホンで聞いている人がほとんどだと思います。

スピーカーと比べ音に集中しやすいですし、耳に近いところで音がするので細かい音までわかりやすいです。

 

音がちゃんと聞こえるかどうかで勝ち負けに直結すると言っても過言ではありません。

 

特に定位(音の正しい方角)などの音情報はものすごく重要で、これが分かればレーダーを持っているように敵の情報が手に取るようにわかります。

非常に大きなアドバンテージ(有利な状態)なのです。

 

 

後々つながるので少しだけリアルサラウンドの説明をします。



リアルサラウンドを分かりやすく言うとスピーカーをたくさん置くホームシアターですね。

このリアルサラウンドというのが定位に関しては一番優れています。

その方向にかなり近い方角から本当に音がするわけですから当然といえば当然です。
(※高音質が確保されていればという条件付き)

 

ただ、後ろからも横からも同じ音が出ているのは、単純にスピーカーを置いただけです。

リアルサラウンドは後ろからの音は後ろからだけ聞こえ、前からは鳴りません。

これが正しいリアルサラウンドで、このため定位が大変よいのです。

 

 

 

またヘッドホンでも内部に複数サウンドシステムを作って実際に後ろから聞こえさせるものもあります。

これをリアルサラウンドヘッドホンと言います。

 

これらのサウンドシステムは作り手側が製造段階からそう聞こえるようにプログラムしていないとできません。

有名なのがDVDなどの音の設定などで出てくるDolbyです。

このプログラム対応のDVDやブルーレイは実際に個別のスピーカーからそれぞれ音が出ます。

また再生デバイスもこのDolbyの方式に対応して作られていないときちんと再生できません。

 

普通の2つのスピーカーでDolbyを再生しても前側から出てくる音しか再生してくれないので、音が途切れ途切れになります。

 

 

古いレコードが再生機の針でこすることで音が出るのと同じです。

レコードという規格がDolby、針が再生する側の規格と思ってみてください。
両方があらかじめそろっていないと再生すらできないシステムなのです。

 

レコードをCDプレイヤーに入れても再生できませんよね?

これもDolby規格で作られた音と通常のヘッドホンやスピーカの間にも言えるのです。

 

これがリアルサラウンドヘッドホン。
内部に前、後ろ、上、などのサウンドドライブが別々に入っているため、実際にその方角から音が聞こえる。
任天堂のスプラトゥーン、ゼルダなどはこれに対応している。

 

スプラトゥーンのリアルサラウンドの導入の仕方に興味がある方はこちらから
音で勝つ! その③超ガチ勢向け!リアルサラウンドで相手を探知する サラウンドヘッドホン編

 

長ったらしく解説しましたが・・・・

 

実はPUBGはこのリアルサラウンドに対応していません

 

 

ここまで話してきて「えーー!」って思うかもしれませんが、
後のサラウンドの話につながるので色々勘違いしないようにと思って説明させてもらいました。

 

なので、念のため長目の前置きしておきますね。

つまり、どんなにスピーカーたくさん並べても、どんなに良いリアルサラウンドヘッドホン買ってもPUBGでは意味ないですよってことです。

 

PUBGで音の方向を聞き分けようと思ったら、

通常のヘッドホンやイヤホンを使って聞き分けるのが一番!

ということになります。というかそれ以外方法がないのです。



しかしながら、PUBGは音の設定にちゃんと細かい位置情報が設定してあります。

ですから、PUBGはイヤホンやヘッドホンなどのサウンドデバイスにも音情報が反映される仕組みになっているのです。

 

リアルサラウンドデバイスは使えませんが、よーーく聞くとちゃんと方角など聞き分けできることがわかります。

 

 

真正面で音がなると左右から同じ量の音が出ますし、違う方向からだと左右のバランスが違います。

距離によって響き方が変わります。

足音も上の階と下の階だと若干違うので、本当に微妙な再現をしっかりやっているのです。

 

ですが、かく言うわたしも正直微妙すぎてわからないことがけっこうあります。

瞬間的に判断するためにはもう少し重要な音を強調し鮮明にする必要があるのです。

そのためガチの人はサウンドカードなどで音質を上げてしっかり聞き取れるようにしているわけです。

 

 

 

で、ここから本題です。

 

今回はもう少し手軽に導入できてしかも効果が高いもの紹介になります。

サウンドカードは最低でも1万5千円しますから、それよりも簡単で導入コストも低いのがあるんです。
しかも無料で試せます。
さらにサウンドカードと合わせてさらにグレードアップ!

 

 

 

それがDolby Atmos for Headphone」です

※PCとXboxのみ対応しているソフトです

 

 

 

 

あれ?
君Dolby使えないって言ったよね?

って思った人。
よーく見てください。

Dolby Atmos です。

 

このAtmos(アトモス)は今までのDolbyと仕組みが異なります。

従来は製造段階から全部プログラムして再生機に通したときに音がなるような仕組みになっていました。

 

Atmosは製造段階で位置情報等を設定してくれれば、
後は受け手のデバイスに入っているAtmosのプログラムが立体音響化しますよ!
という仕組みです。

つまり製造側の負担が減って、受けて側がプログラムを導入していればいいという画期的なシステムなのです。


すでに映画などではかなり普及しています。

 

近年そのDolby Atmosに革命的な

「 Dolby Atmos for Headphones 

が登場しました。

 

 

仕組みは他のAtomosとほとんど一緒ですが、すごいのは普通のヘッドホンでも立体音響が楽しめるようにしてあること。

 



音源の位置情報を元にバーチャルサラウンド(疑似立体音響)でリアルサラウンド並みの定位を実現させてしまおうというものです。

リアルサラウンドとはいきませんが、それに近い定位があります。



ちなみにリアルサラウンドヘッドホンの場合は、小さいサウンドドライブを複数使う欠点として音質が落ちるという事があります。

その点Atomos for Headphonesの場合は普通のヘッドホンを使うので音質低下の心配はいりません。

 

 

実は今までもバーチャルサラウンドのものはたくさんありました。

 

しかしながら音の反響を増幅させたようなものが多く、ゲームには使いずらいものがほとんどでした。

 

ところが今回のDolby Atomos for Headphonesは完成度がかなり高く、
PUBG以外のシューティングゲームでも高評価が続出しています。

今までの反響音でごまかしているのではなく、ステレオヘッドホン(二方向からしか音が鳴らないもの)で再生してもサラウンドに聞こえるようにしっかりプログラミングしている優れ物。

 

FortniteやCSGO、シージなどでも定位がよくなったという声が上がっています。

正確に言うと、Dolby Atomos for Headphonesはこのプログラム用に作られた音源のほうが威力を発揮するのですが、
そうでもない音源でも一定の効果が上がっているようなのです。

実は今上げたゲームは特にDolby Atomos for Headphones用の設定は何もないんですよ。
でも定位良くなってると。

ちなみにオーバーウォッチは完全対応しているので、フルスペックでのサラウンド体験が可能です。

サウンド設定でぜひ包み込まれる世界に入り込んでみてください。

 

※動き回るヒーローたちのリアルな音と正確なサラウンドで再現してくれます。
OW勢はぜひ導入してみましょう。

 

しかしながら今のところ海外で注目されていて、まだ日本ではそこまで認知されていない印象です。

そういうわけですので、わたしも導入してさっそくPUBGで実験してみました。

テストには実際のPUBGを使いましたが、イマイチ説明しにくかったので前回紹介したPUBGgunfireで検証させてもらいます。
※前回の記事はこちらから➔PUBGでサウンドプレー① 練習するならここが一番

 

 

Dolby Atmos for Headphonesありと無しだとどのくらい違うのか比較しました。

使ったのはヘッドホンがBenyerDynamic DT990 PRO、イヤホンがエレコムEHP-BS100

それぞれ20回ほどやった結果、方角の正確さにはあまり違いは出ませんでした。

ん?
おいおい、意味ないじゃん!!

って思ったでしょう?

実は判断速度が段違いに速くなったです。

正確な位置を判定するまで2秒ほどわたしの場合速かったんです。
(私がPUBGサウンドプレイそんなうまくないのもありますがw)

通常のステレオ音源の場合、銃の反響音などを拾って左右同じ音量に聞こえるところまで持って行かないと正確な位置がつかめません。

ところが、Dolby Atmos for Headphonesの場合、再現能力がすごいので体感で方角がピタリとわかります。

少し迷う場合でも音の定位が良いのですぐ合わせられています。
振り向いたら方角があっているという感覚ですね。

 

 

ではDolby Atmos for Headphonesの導入方法の説明をします。

 

元々有料のPCやXbox向けアプリなのですが、なんと30日間無料体験ができるので試してみて損はないでしょう。

 

Microsoftストアに行って「Dolby Access」というDolby全体の共通アプリをダウンロードします。
ページはこちらで飛べます➔https://www.microsoft.com/ja-jp/p/dolby-access/9n0866fs04w8#activetab=pivot:overviewtab

このアプリを起動すると、ドルビーアトモスを使うというのが上のバーにあります。

そこからドルビーアトモスヘッドフォン無料体験版を選択してダウンロードしてください。

 

次にサウンドの設定画面に行きます。
一番簡単なのは右下のアンダーバーの音マークを右クリック➔サウンドを左クリック

 

 


するとサウンドウィンドウが開きますので、そこの再生のタブを選択します。

わたしの場合サウンドカードを使っているので、ヘッドセットイヤホンのところを規定のデバイスに設定します。

とにかくヘッドホンに対応しているので、必ずヘッドホン関係のを規定のデバイスにしないと効果が乗りにくくなります。

 


この規定のデバイスに設定したところでさらに右クリックをしてプロパティを左クリックで選択します。

すると一番右のタブに立体音響を選ぶところがあるので、そこで方式をDolby Atmos for Headphonesにします。

そして、その下の「7.1仮想サラウンド サラウンドを有効にする」のチェックマークが入っていれば完成です。

 

 

これでかなり定位が良くなるはずです。

一応windows10にはwindows sonic for Headphonesという無料の立体音響ソフトが入っていますが、性能にはかなり差があるように思います。

使えなくはないけどちょっとだけ定位が出るかな?っという感じです。

 

30日間の無料体験が終われば1650円払って有料版を買うということになりますが、数万円する高額な音響デバイスたちと比べるとかなりお手頃と言えるでしょう。

もちろん品質の良いイヤホンやヘッドホンのほうが効果が高いと思うので、5千円以上ものから聞くと差が分かりやすいでしょう。
できれば1万円前後以上のヘッドホンがいいかな。
(この辺のスペックくらいからFPSゲーミングデバイス品質なのが多いので目安としてあげています)



サウンドカードを買おうか迷っている人はまずこのソフトを試してみるのをオススメします。

これだけでもかなり聞こえ方が変わるので、これで定位が十分ならかなり快適にプレーできると思います。

その上で追加でサウンドカードを考えたほうが懐にはやさしいかな?
無料体験もできるのでやって損はないです。

 

音質改善やイコライザーなどを使いたい人は以下のサウンドカードがおすすめです。


ドイツの老舗音響機器ゼンハイザーがゲーム用に開発したサウンドカード。
GSX1000がサラウンド機能が一番良いです。

その代わりイコライザーは前もって用意してあるものしか選べず自分で細かくは設定できません。

音質の非常に高い外付けサウンドカードなので、オフラインでも使いやすいです。
そのためプロの大会でもよく見かけます。

 

 

Astro Mix amp proは音を全部合成して配信音として流せたり何かと便利なプロゲーマー向けに開発されたサウンドカードです。
AUXで音楽を取り込んだりして配信中にiPodなどから音も聞けます。

サラウンドではGSX1000に劣りますが、イコライザー設定もできる操作性にもすぐれた万能型です。
公式からダウンロードできるソフトで簡単に色々いじれるので初心者でもやりやすいでしょう。
こちらも外付けサウンドカードなのでプロのオフライン大会でも活躍しています。

 

Creative soundblaster-AE5はPC内蔵型のサウンドカードで、イコライザーなどの設定が一番細かくできま
音質もよく遠くの足音なども広いやすいでしょう。
サウンドの音質もこの中では一番高くまで上げられます。
ただ内蔵型なのでPCとの相性の問題や初心者は設置に不慣れなどの欠点もあります。

 

音の世界は奥が深いので、まずは無料体験版のDolby Atomos for Headphoneを試してみるのもいいかと思います。